コロナウイルス流行後、感染のリスクが高いとしてビュッフェ形式のレストランが休業や提供方法の変更を迫られました。
今回は提供方法をリニューアルしてオープンしたグランドプリンスホテル新高輪のビュッフェのレポートをしたいと思います。
しっかり感染対策されていて、でもお客さんもお腹いっぱいで満足できる形になっていると感じました。
スロープサイドダイナーZAKUROのアクセス
スロープサイドダイナーZAKUROは品川駅近くのグランドプリンスホテル新高輪内にあります。
品川駅近くと言ってもざくろ坂を登るため、思ったよりも駅からの距離を感じます。
レストランはホテルの地下一階にあります。坂があるため、外から見ると1階に位置しているように見えるんですが、実際は地下一階なんだそう。
フロントで予約の名前を告げ、入店しました。
テーブルはこんな感じです。各テーブルはある程度距離が取られていると感じました。
平日の6時の時点で、お客さんは私除いて2組程度でした。
スロープサイドダイナーZAKUROのメニュー
席に着くと、ビュッフェメニューが手元に置いてありました。
こちらがビュッフェメニューです。
なお、ディナーブッフェは大人一人6,500円(税込・サービス料別)です。
なんと時間は無制限です!
ということは、早めに入店した方がお得ですね。
前菜
無料で入れるプリンスクラブの会員だと、ワンドリンクサービスです。食前酒として、店名にもなっている石榴とシャンパンのカクテルをいただきました。
最初に前菜のワゴンがやってきました。
このように、小分けにされた料理がワゴンに乗せられてやってきます。見た目も確認できますし、メニュー名も書いてあるので、注文して失敗するようなことはありません。
- 帆立貝のスモーク 海老とキヌアのタルタル
- サーモントラウトと野菜のモザイク
です。
思ったよりも一口サイズで驚きましたが、この後の流れを考えると食べ過ぎずちょうどよい量ですね。
(サーモンはラウンジのカクテルタイムでいただいたものと同じでしたね)
ほどなくして、スペシャリテの
- 生ハムのサラダ仕立て
- トマトと桃の冷製パスタ
が運ばれてきました。
こちらは注文しなくとも持ってきていただけるようです。
生ハムサラダは作って時間が経っているのか、少しレタスがしんなりしていました。
しかししっとりした生ハムで味はしっかりまとまっています。
冷製パスタはトマトと桃の取り合わせが珍しいですが、トマトの酸味と桃の甘みのバランスがよくおいしくいただけました。
温菜・メイン
どんどんワゴンがやってきます。こちらはすき焼きと豚しゃぶのワゴンです。
すき焼きを注文すると、すき焼き鍋からお肉を盛り付けてくれます。
ていねいに盛り付けられたすき焼き。たっぷりのお肉は柔らかく上品な甘みに煮付けられていました。
次は温菜のワゴンです。こちらも小分けされています。
- 真鯛のアクアパッツァ 野菜添えオリーヴオイルの香り
- ガーリックシュリンプ
- 帆立のクリーム仕立て パイ包み焼き
を選びました。
アクアパッツァは魚介の甘みが出ています。
ガーリックシュリンプは素揚げされているようで、思ったよりパリパリしています。
帆立のクリーム仕立ては、パイ生地の中にベビーホタテが入っていました。
ここでウェイターさんから追加の注文を聞かれました。
ここで自分が楽しみにしていたメニューをオーダーします。期待が高まりますね。
注文を待っている間にもワゴンがやってきます。ストウブに入った煮込み料理のご案内があったので、ビーフシチューをいただきました。
大きい牛肉は柔らかく煮込まれており、ごろっとした野菜と一緒にいただきます。
ここでオーダーした料理がやってきました。
まずはお寿司。シャリが小さめに握られており、お寿司だけでお腹いっぱいにならないように配慮されています。
いよいよ待望のメニュー、ローストビーフをいただきます。
薄めにスライスされたローストビーフが3枚ほど、さらに一口サイズにカットされています。
ローストビーフは柔らかくおいしかったのですが、ちょっとジューシーさが足りないような気がします…
こちらもオーダーしたフォアグラです。思ったよりも小さくて面食らいましたが、お味は小さくてもしっかり脂の濃厚さが感じられました。
このあとはほとんどオーダーで頼みました。
グリル系から2種、
- 大あさりのブルゴーニュ風
- 仔羊肉とカチョカバロチーズの鉄板焼き
を注文しました。
大きめのあさりにバター、貝柱、マッシュルーム、パセリが入っています。
小さめなので一瞬でぺろりでした。
仔羊肉にカチョカバロチーズを乗せて焼いたもの。仔羊肉はとても柔らかく、濃厚なチーズによく合います。
胃に余裕があればお代わりしたいくらいでした。
ラストはローストビーフのお代わりにしました。お代わり分は先ほどよりジューシーに感じられました。
これぞ!食べたかったホテルビュッフェのローストビーフです。
想像ですが、ディナーの始めに頼んだものはランチの残りで、ちょっと乾燥していたのかも?
デザート
ZAKUROはデザートも自慢です。
ありがちな、明らかに冷凍物だな…というやわなスポンジケーキなんてありません。
種類が多い上に、一つ一つが本格派です。
まずは一通り見てみましょう。デザートだけはワゴンではなく自分でデザートコーナーに取りに行くシステムになっています。
席を立つときはマスクを忘れないように注意です。
ディスプレイも立派なジェラート。
ケーキ、マカロン、ゼリーなどはプラカップに小分けにされています。
盛り付けもきれいですね。
こちらのジェラートはワゴンで席に持ってきてくださいました。
こちらもワゴンサービスです。
パパイヤとドラゴンフルーツにココナッツのエスプーマを添えていただいているところ。
パフォーマンスも見応えあります。
このココナッツのエスプーマが濃厚で、酸味のあるパパイヤやドラゴンフルーツとぴったりでした。
こちらはジェラートケースから、バニラジェラートです。
最後はシンプルなジェラートでさっぱりとしめました。
安心して贅沢な時間を過ごせました
以上、ZAKUROのディナーブッフェのレポートでした。
コロナ感染対策という急な環境変化にもかかわらず、しかも限られた条件の中でここまで満足度の高いブッフェは本当に素晴らしいです。
やはりワゴンスタイルというのが大きいのかなと思います。
既存の自分で取りに行くブッフェスタイルより、恭しくワゴンで持ってくる、そしてその中から自分で選ぶことができるという点が特別感を演出してくれる理由だと思います。
ワゴンスタイルは人手もかかりますし、ワゴンで導線を塞いでしまいますのでスタッフさんからすると大変そうなところもありますが、引き続きがんばってほしいですね。
今回はかなり空いていたためワゴンやウェイターさんが来ないということはありませんでしたが、時間が経ってお客さんが増えてきたタイミングでは、少し待ち時間がありました。
今後混んできたときはちょっと待つことになるかもしれません。
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こちらはローストビーフの塊肉です。
この塊肉にカメラをむけた際に、フロアマネージャーらしき方からシェフへ一歩ズレるように声かけをされてました。
フロアマネージャーさんは写真が撮りやすいよう、お肉の前からシェフを避けていただいたのですね。
こんなちょっとした気遣いが徹底されたレストランでした。
また行きたい!
訪問日 2020/8/4