2020年に世界一周航空券を使って世界一周することにしました!
普通の勤め人でも意外と簡単に世界一周ができるんですよ。
このエントリでは世界一周に至った経緯とルート決めまでを書きたいと思います。
世界一周のきっかけ
SFC修行でマイルがたまった私はマイルを特典航空券に替えようと考えていました。
手元のマイルは11万マイル、一番必要マイルが多いヨーロッパ行きハイシーズンのマイル数とほぼ同じです。
最初はこのマイルを使って東京オリンピック期間中にヨーロッパのどこかの国に一週間くらい滞在したいと考えていました。
そんな話を友人に話していたところ、「マイルがあるなら世界一周航空券にすれば?」とアドバイスされました。
確かに世界一周航空券も10万マイルから発券できるようです。
単純に往復するより、世界一周なら同じマイルで何回もビジネスクラスに乗れてお得だなと思ったので、世界一周航空券に替えることにしました。
世界一周特典航空券とは
世界一周特典航空券は、ずばり世界一周ができる航空券です。
世界一周というと5つの大陸をすべて周り、なかなか旅行では行きづらいところを訪問し、何ヶ月も時間をかけて行うことだと思われがちですが、そんなことありません。
航空券の発券だけなら10日間あればできて、北米ヨーロッパだけでもルートを組めます。
世界一周特典航空券のルール
世界一周特典航空券のルールを説明します。(ANA webサイトからの転記です)
- 太平洋、大西洋を1回ずつ飛行機を利用して横断する必要があります
- ルートは東回り、あるいは西回りのどちらかで逆回りはできません
- 出発地と最終帰着地の間で最大8回の途中降機が可能です。(ただし欧州での途中降機は3回まで、日本国内での途中降機は4回までです。)
- 出発国に戻る最後の国際線搭乗は、最初の国際線搭乗から10日目以降になります
- 旅程は最大12フライト区間に加え、最大4区間の「地上移動・同じ都市での異なる空港間移動」が可能です
- ANAウェブサイトではご予約になれません
太平洋と大西洋を横断すればOKなんです。また旅程には最低でも10日間が必要なことも重要です。たとえ一週間で世界を一周できる日程を組んでも航空券は取れません。
普通の会社員が世界一周特典航空券を使うには?
10日間でも世界一周できると書きましたが、10日の休みも普通の会社員にはちょっと厳しいです。
平日の5日をすべて休みにして、9日間の休みをとるのが限界です。
でも問題ありません。世界一周の途中で一旦日本に帰って来て、また次の休みに世界一周の続きをすればよいのです。
世界一周特典航空券は日程の始まりから1年以内に最後のフライトを終えればよいので、一時帰国の期間は何ヶ月でも、何回でも大丈夫です。
もちろん一時帰国のチケットは別途購入する必要があるので、何回も一時帰国すると高くついてしまいます。一時帰国は1-3回程度が限度でしょう。
世界一周のルート決め
さて世界一周すると決めたらルートを決めます。まずはやりたいことを書き出していきました。
- 北欧に行きたい
- 地中海の国に行きたい
- ウィーンに行きたい、できれば一週間
- ANAのビジネスクラスに乗りたい
- なるべくいろんな航空会社に乗りたい
行きたい国が少ない気がしますが、南米やアフリカなど、緯度が低い国に行ってしまうとそれだけ距離を使ってしまうので諦めました。
次に行きたい国を一筆書きにします。
世界一周には西周りと東周りがあります。東周りは夜行フライトが多く宿代を節約できますが、ゆっくり寝られないため時差ボケがしんどいそうです。西周りは日中の移動が多く、宿代がしっかりかかりますが時差ボケには強いそうです。
私は節約を取り東周りにしました。
また航空会社のアライアンス事情も重要です。
今回発券するのはスターアライアンスでの世界一周特典航空券のため、加盟している航空会社の便だけを予約することができます。
加盟しているのはANAを始め27の航空会社です。
今後の効率や予約のしやすさを考えると、加盟している航空会社がホームにしている国に行く方がベターです。
なおスターアライアンスはアジア、ヨーロッパ、アフリカに強く、南米とオセアニアには弱いです。
https://www.staralliance.com/ja/about
世界一周のルート決定…?
世界一周で立ち寄る国をざっくりですが選んでみました。
- アメリカのどこか、ANAの就航地
- 北欧からスウェーデンかデンマーク
- 地中海からスペイン
- ウィーン
基本的には先程挙げた自分のやりたいことにスターアライアンスの就航地をかけ合わせたものになります。
ANAのビジネスクラスに乗るためにアメリカのANAの就航地に飛び、そこからスウェーデンあるいはスペインに飛びます。
スウェーデンはSASスカンジナビア航空が就航しているため航空券が取りやすそうです。
逆に北欧のフィンランドはワンワールド加盟のフィンエアーがあるために航空券をとるのが難しそうだったため諦めました。
さきほどの話を覆すようですがスペインはスターアライアンスの航空会社はありませんw
むしろTAPポルトガル擁するポルトガルのほうが行きやすいと思います。
サグラダ・ファミリアが完成する前に見に行きたいという完全な趣味でチョイスしました。
すごくざっくりした決め方ですが、最初はこのくらいのざっくりさでよいと思います。
何せよこのあとの航空券の予約が至難の技なのですから…
次回は特典航空券の予約発券をレポートします。